牛を一頭買いして部分肉にすると大きく、
という部位に分かれます。
たとえば牛の枝肉を1000円/kgで購入したとします。
骨をはずしたり、余分な脂を除去したりすると、重量は最初の75%程度
(歩留まり75%)になります。
そうすると原価は1333円/kgになります。
100g133円です。
利益率を50%とすると100g266円で販売することになります。
つまり牛を一頭買いするとやわらかいロースも硬いスネもすべて同じ値段
で販売できます。
でも皆さんご存知のとおり、ロースはやわらかくて人気もあるので値段は高いですよね。逆にスネ肉は硬くて煮込みやミンチ用に使うので安いです。
上記の単価を例にするとロースは100g600円でも売れるでしょう。スネは思い切って100g100円ぐらいでないと売れないかもしれません。またバラ肉やモモ肉などロースよりは若干硬い部分は100g200円くらいで
しょうか。
お肉屋さんは人気のある部位は単価を高く、人気のない部位は単価を低く設定して、一頭がうまくきれいに売り切れるようします。人気のある部位は一頭から取れる重量は少なく、人気のない部位は多いので単価の決定はいつも頭を悩ませます。
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